SEOの情報収集方法について
初めてのブログ投稿がニッチな話題で恐縮なのですが、今回は自分がどのようにしてSEOの最新情報をキャッチアップしているかについてお話しできればと思います。
世の中でSEOに専門的に取り組んでいる方は意外と?少なく、多くの方はマーケティング担当の役割の一つとしてSEOチャネルがある、という感じなのではないでしょうか。
ここではレベル別にSEOの情報収集方法を紹介したいと思います。
SEOの情報を収集する意味
SEOを取り巻く環境は目まぐるしく変わっているので、できることなら常に最新の情報をキャッチアップしたほうが良いと言えます。
例えば10年ちょっと前のSEOは、サテライトサイトをたくさん作成しそこからリンクをたくさん張るという施策が順位を上げる近道でした。
しかし今ではそんなことをやっているSEO担当は(真っ当なSEO担当であれば)一人もいないでしょう。
いうまでもなく、この10年の間にGoogleはリンクスパム、コンテンツスパムに対して厳しい措置を実施してきており、今10年前と同じ施策をやろうとすると高いペナルティリスクを背負うことになります(そして得られる期待成果は小さいです)。
SEO担当者が相対しているGoogleなどの検索エンジンは日々進化を続けており、SEO担当はその動向を常に追い続ける必要があります。
直近で言うとMicrosoft bingがOpen AIを検索エンジンに導入し、Googleも対抗してAIの開発にリソースを投下していると報じられるなど、SEOは新たな局面を迎えているといえるかもしれません。
(もっとも、数年前の音声検索のブームのように一過性のムーブメントで終わってしまう可能性もあるのですが・・・)
SEOの情報収集方法
SEOの情報収集は2つのパターンに分けられます。
- 施策実行時やサイトのチェック時に正しい知識を確認するために調べるパターン
- 最新の情報を入手し自分の知識をアップデートするパターン
1つ目は、Googleの検索セントラルを確認する、検索フォーラムで同様の質問がないかを確認する、有識者に聞く、といった方法が主だと思うので今回は割愛します。
2つ目の最新の情報収集は人によってやり方が違い、正解があるものでもないので初学者やSEO専門でやっていない方は戸惑うところかと思います。
この記事では僕が普段から行っている情報収集方法をお伝えします。
ウェブサイト
ウェブサイトはSEO専門担当でも下記3つを見ておけば問題なくキャッチアップができると感じています。
海外SEO情報ブログ(初級)
鈴木謙一さんが(基本)日次で更新されているSEOの情報ブログ。
大きなトピックスがあれば必ず紹介されていることと、数少ない日本語のメディアなのでSEOの専門担当ではなくても気軽に追いかけることができると思います。
鈴木さんは海外のSEOカンファレンスなどでも登壇されている業界の著名人です。(直近のPubcon2023でも登壇されていました)
Feedlyなどを使って更新された記事を読んでいくことで最新のSEO情報の大枠は逃さずキャッチアップできると思います。
SEO以外にもデジタルマーケティングのトピックスを多く扱っている海外メディア。
Googleから出た情報だけではなく、海外企業のSEO事例を紹介するなど多様な観点でのキャッチアップが可能です。
同じく海外メディアであるが、こちらはGoogle社員のツイートやGoogleの検索結果におけるUIテストの情報などかなり細かい情報まで掲載されておりややマニアック。
多くのUIは英語圏でテストされ日本まで反映されるものは極僅かであるためキャッチアップの優先度は低いが、どのようなテストを実施しているかを知ることは今後のGoogleの方向性を知るために有用であるため、SEOの専門担当であればチェックしておいてもよいと思います。
SNS
SNSは余程SEOに興味がなければチェックする必要はないと思うのですが、SEO担当者を複数人フォローしておくと何か大きなイベントが起こった時に気づくことができるので有効かもしれません。
【筆者主観】著名なSEO担当者
Google Search Central:Google検索についての公式アカウント。アップデート情報などはここから入手。
Gary illyes:Googleの検索エンジン担当。つけ麺が好き。
John Mueller:Googleの検索エンジン担当。
辻さん:辻さんの担当サイトを合わせると日本のSEOトラフィックの10%?あるらしい。
木村さん:サイバーエージェントSEOラボ研究室長。
渡辺さん:元アイレップ。日本のSEOの元祖。
おわりに
ここまで著者主観ではあるもののSEOの情報収集方法について書いてきました。
SEOに限らずですが情報収集で何より大事なのは原典に当たること、かなと思いますので、気になることがあれば英語記事や英語投稿でも原典に当たりに行けるようになるとよいかなと思っています。
本日はこの辺で終わりにします!